(-1)×(-1)=+1 はなぜ成り立つか 〜その4〜

 

 負の数の関係するかけ算についても、次の3つの法則が成り立つと「定義」する。

 

  1.結合法則  

  2.交換法則  

  3.分配法則    ただし + は、たし算を表す。

 

 このとき、 が成り立つことを「証明」してみよう。

 ただしその前にまず、 であることを証明しておく。

 

  の証明

 

 

  の証明

 

 

 ということで、証明できた。

 

 

 考えてみれば、実は高校数学でもこれと同じようにして「指数の拡張」をする。すなわち、

    ・・・ (1),  が正の整数であるとき  ・・・ (2)

 という定義である。これは、指数が正の整数であるときに成り立つ次の「指数法則」を、0 以下の整数でも成り立つように定めた、ということである。

  指数法則

    1.  , 

    2. 

    3. 

 腕に覚えのある人は、「指数法則を用いて(1)(2)を証明する」ことに挑戦してみてはいかがだろうか。

 

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