(-1)×(-1)=+1 はなぜ成り立つか 〜その2〜

 

 調べてみたら、実は思ったよりも簡単な話であった。

 つまり  という計算は、今までに無かった新しい計算だから、 であると「定義」してしまえばよい、ということだ。

 

 ただし、その定義も決していい加減なものではだめである。新しい定義が、今までの計算法則に矛盾のないようにしなければならないのだ。

 

 そこで中1生に対しては、次のように説明する。

 

 1.プラス かける マイナス は マイナス である

   

 上の図をかけば、どの生徒もアに -1,イに -2 と埋めることができる。

 さらに同様の考えで、

  「マイナス かける プラス は マイナス である」

 ことも説明できる。

 

 2.マイナス かける マイナス は プラス である

   

 そしてこの図をかけば、どの生徒もきっと、ウに +1,エに +2 と埋めることができるだろう。

 したがって、 であると定義してよさそうだ、と分かるだろう。

 

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