イマセン第18回 忘れた頃にやってくる最大・最小 〜その3〜

 

解答 (2)  のとき、最大値  

解説

 今度の式は元々分子の次数のほうが低いので、(1)のように割り算を利用できない。さらに、最小値ではなく最大値を求めることに注意しよう。そこで、次のように考える。

   より だから、 の逆数 を考えて、

       ← 分母が単項式になったことにより、2つの分数に分けられる。
          ←  より、相加相乗を用いて、
       

  等号は、 すなわち のときに成立。

  これにより、つねに が成り立つことが分かるから、両辺の逆数をとって、

     ←  が同符号で ならば、 が成り立つ。

  したがって、最大値は であり、このとき である。

 

 最大値を求めるために、逆数をとって相加相乗を使うのがポイントである。

 

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