イマセン第10回 連立方程式<2>〜その3〜
解答
(2)
または 
解説

2次以上の文字がある連立方程式を解くには、基本的に消去法を用いるしかない。その基本を忘れて、両方の式が =0 で等しいからという理由だけで、
××× 
とつなげた式を書いていた人を見たことがある。これでは
も
もどちらも消えずに残ってしまう。無目的に式をいじるのだけはやめよう。
基本に忠実に。(B)の式は1次なので、こちらを変形して

とし、これを(A)に代入しよう。

したがって、
・・・(*)
(i)
のとき
(B)に代入して、
(ii)
のとき
(B)に代入して、
よって、
または 
さて、(*)まで出た段階で、(B)式に代入して答えを導いた。確かに(B)式のほうが簡単な式だから、何となくこちらに代入して正解していた人も多いだろう。だが、それを(A)式に代入してはいけないのだろうか?
答えは「ダメ!」
なぜか。実際代入してみよう。
を(A)に代入して、

したがって、
理由が分かっただろうか?
は(B)を満たさないので、これは解とはいえない。本来
のとき
のみが答えであったのに、(
の)2次式である(A)を使ってしまうことにより、
という余計な答えが出てしまうのだ。片方の文字の答えが出たら、それは必ず「最も次数の低い式」に代入するのが鉄則。単に計算が楽なだけで(B)を選んだわけではないのだ。
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