(-1)×(-1)=+1 はなぜ成り立つか 〜その1〜

 

 今年度から筆者は、縁あって中学生の授業も担当するようになった。この仕事を始めて長いが、中学生は初めてである。

 中学1年生は必ず、最初に「正負の数」を学ぶ。高校生の授業を担当していると、正負の数の計算はほぼ当たり前のように扱う。ところが、負の数を知らない中1生に対しては、それを初めから授業で伝えなくてはならない。

 なんとか正負の数の加法・減法の話を終え、次はいよいよ乗法・除法に入る。

 そしてこのとき、

      ・・・ マイナス かける マイナス は プラス

 であることを伝える。

 これがなぜ成り立つのか、数学を学んだ人なら1回は疑問に思うことかもしれない。

 筆者自身も、自分が中学生だったときはこれを学ぶ側だったはずだが、教える側になってからそういう授業をしたことはもちろんない。

 今回はそれについて調べてみた。

 

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