受験生へのはなむけ1

 

 高校3年生はいよいよ入試本番を迎える。このイマセンを見ている人の中にも、緊張でいっぱいの人がたくさんいるだろう。今回は、そんな受験生へ向けてのささやかなアドバイスとはなむけの言葉を、思いつくままに書いてみたい。

 受験日の前日は早く寝よう。最後の確認と称して今までのノートや参考書を見返してみることはしないほうがいいと思う。好きなマンガでも読んでリラックスするのが一番。

 当日の朝はやっぱり余裕を持って出よう。特に関東地方の場合、冬の間は晴れのことが多いから、青空を見上げながら鼻歌でも歌ってのんびり歩こう。

 当日試験問題が配られてから開始時刻までの間、たった数分でも一生分くらい長く感じることだろう。たとえばその試験が数学だとしよう。その数分間も数学のことはいったん忘れよう。

 それよりも、目を閉じる。そして、まわりの音を聞く。

 隣の席の人がシャーペンをノックする音。試験官が歩く足音。空調の機械の音。外を走る車の音。空を飛ぶ鳥の鳴き声。どんな音が聞こえるのか、なるべくたくさん探そう。そしてゆっくり深呼吸しよう。

 始めの合図で君が問題を開いたとき、まわりの雑音に惑わされず、問題用紙だけが目に入るだろう。

 もしかすると開始直後は、問題文が頭に入らないかもしれない。まだ緊張がほぐれていないのだから、これは当然のことである。問題用紙をめくって20分ほど経ったとき、集中していた自分に気づくはず。

 お昼ごはんもあんまり食べないほうがいいみたいだ。僕の場合、授業の前にはチョコレートを食べることがある。結構頭が冴える。好き嫌いもあるだろうが、僕のオススメである。

 緊張しやすい人は、無理に緊張をほぐそうとしないほうがいいと思う。それよりも、緊張している自分をありのままに受け入れたほうがいい。

 長くなりそうなので、続きはまた次回近いうちに。

(2006.02.04)

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