イマセン第23回 何を同一視するか 〜その4〜
解答(考え方その1):
例えば、8個の文字が a, a, a, a, b, b, b, b ならば、
a-a-a-a-b-b-b-b の周期は 8
a-a-b-b-a-a-b-b の周期は
4
a-b-a-b-a-b-a-b の周期は 2
である(いずれにしろ 8 の約数でしかない)。
今回の場合、周期が 8 未満になる順列は、周期が 4 のものしかなく、それは〜その3〜で挙げたような
a-b-c-c-a-b-c-c
のように、前 4 文字と後 4 文字の並べ方が同じものである。したがって、前 4 文字への a, b, c, c の並べ方を決めれば、それに伴って後 4 文字の並べ方はそれぞれ 1 通りずつに決まる。
その並べ方は、同じものを含む順列の考え方で、
通り
であり、それが周期 4 の順列の個数である。
したがって順列 420 通り中、
周期 8 のものは、 通り
周期 4 のものは、 通り
ある。よって円順列の個数は、
通り
となる。
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