イマセン第19回 必要なものだけ残せ 〜その1〜
今回は珍しく、図形の問題である。以前筆者は「図形の問題はあまり得意ではない」と書いたが、やはり仕事は仕事、問題を解き続けていると、いろいろ分かるようになってくるものだ。
さて、中学校以来おなじみの平面図形であるが、高校でもさらにその延長としていろいろな定理を学ぶ。
そこで今回は、まず以下のページで高校の図形の知識をおさらいしておこう。
補足 高校で学ぶ平面図形の知識 (別ウィンドウが開きます)
おさらいし終えたら、早速問題に取り組んで欲しい。
問題1. 図のように、AB=6,BC=8,CA=10 の直角三角形 ABC が円 O に内接している。弦 BC 上の点 P に対して、AP の延長と円 O との交点を Q とし、Q における円 O の接線と弦 AB との交点を R とする。
(1) のとき、 の大きさを を用いて表せ。
(2) BR=3 のとき、QR の長さを求めよ。
(3) BP=6 のとき、PQ および QB の長さを求めよ。
問題2.図のように、半径がそれぞれ 9, 4 の円 が外接している。共通接線の1つと2円 との接点をそれぞれ A, B とし、AO の延長と円 O との交点を C とする。
(1) 線分 AB の長さを求めよ。
(2) 点 A から直線 OB の垂線を引き、BC との交点を Q とするとき、CQ:QB を最も簡単な整数比で表せ。
Copyright (C) 2004- imasen, All rights reserved.