イマセン第10回 連立方程式<2>〜その4〜

 

補足編:

例えば方程式

を解くとする。とりあえず分母を払うために両辺を6倍して、

したがって、 と解くのが正しい。

だが自分の生徒で、次のような書き方をしている人がいた。

両辺を6倍した後、

したがって、 (誤答)

つまり、「6倍する」という操作で頭がいっぱいで、右辺の存在を忘れ、左辺だけ因数分解して答えを出したつもりになっているというものだ。

これが、一人ではなく複数いたのでさすがにあきれてしまった。そして、そういう答案を書く生徒に限って答案がとても汚い。解答用紙のスペースが少しでもあれば、ここぞとばかりにお構いなしに汚い字で答案を書き続け、とても読めない。

数学を勉強する前にまずやるべきことがたくさんあると思う。これを見ているみなさんは、どうか気をつけて欲しい。

 

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